カタノニ

作詞・作編曲:ぶるげ
ボーカル:重音テト(UTAU)

※カラオケ音源等を付属したセットをboothで販売しております

うだつも上がらないくせに 一丁前に調子に乗ってみて
「あなたのために生きる」なんて 冗談も容易くなりました
斜めがけ水筒をちゃぷちゃぷと 姿勢を正された少年は
馴染みのおもちゃを着々と 放す準備をはじめました

対等に刻まれる時間では 知るよしもないことだけど
時計の針が折れる前に 変わりゆく顔にも気づいてみたいんだ

生まれたての赤子のように 誰もに愛されはしなくたって
地につく足が動く限り できることがあるよね
屁理屈でモノを語るのは もう生来不滅のモノだけど
せめてあなただけにはあるがままの この身一つで良かったのに


昨日に置いてきた後悔を わざわざ手元で紐解いて
口をつく言葉の先に あらぬ憧憬を抱きました

「あなたがいつもするように わたしもいつかできたらなあ」

まるで烙印を押すように 花丸の"よくできました"

誰かの特別になりたくて 怠けた努力もしたけれど
あなたの特別でいたことは 気づけないうちに終わっていくんだね


いつまで経っても子供だったなら (無邪気でいたかったのに)
ほんの少しでも感じていられたら (間違いじゃなかったのに)

時計の針が折れる前に
馴染みの重さを着々と 下ろす準備をはじめました

対等に刻まれる時間では 涙は逆に流れないんだから
お別れが目の前に来た時は 変わりゆく顔も 嗄れた声も
全部交わして 受け取ってみたいんだ

生まれたてのその気持ちを 自分のものにできたのなら
地につく足は軽くなって 転げそうになるけど
あなたはきっと笑うでしょう 迷わず肩を預けながら
「あなたのようになりたかったのに」と
悔やんだ願いはすでに 叶ってたんだ

うだつも上がらないくせに 一丁前に調子に乗ってみて
「あなたのために生きる」なんて 冗談も容易くなりました