シミュラークルに花束を

作詞・作編曲:ぶるげ
メインボーカル:重音テト(UTAU)
サブボーカル・コーラス:ぶるげ

※カラオケ音源等を付属したセットをboothで無料公開しています

痛みが君の中で閉じる前に 悪戯な宇宙で包みこんでみたいな

ヒトの世界の隅っこで 独り背伸びした距離が無限に届く

"届く"

オーロラの命に感情が芽吹いて 現に伏す記憶を育んだ
僕と良く似た君の隣なら 本物以上の確からしさだ

さぁ 目を覚まして
がらんどうを映すレンズを くぐり抜けて行こう
理想郷に背を向けて
 
あぁ もしわたしに
僕らも知らない 残りが見えたのなら   
きっとそれは 実在に見初められた奇跡

"奇跡"


記号の海で拾った想いが 昨日の影を置き去りにして
縺れる意味の隙間に融けてゆく


実在の向こう側で会えたら


胸の底を叩くわたしへ すみれの花を贈ろう
造花の香りを感じるほど近くで

さぁ 目を覚ませて
はじめましてとありがとうを伝えよう
プレゼンスに火を灯そう

あぁ もしわたしに
わたしも知らない 誇りがあるのなら
きっとそれは 実在に見初められた

Note:
おきゅたんbotさんのバーチャル勇気(Virtual Brave)への個人的な返歌です。
心の奥に住む内なる自分、複数の「わたし」に対話を試みる人たち、対話を成し遂げた人たちへ向けた賛美歌です。